NHKスペシャル「神の数式」を見た。
科学者たちは「あらゆる自然現象は、最終的には一つの数式で説明できるはずだ」と信じて、その「神の数式」の探求に挑んだ天才たちの、苦悩と創造、ときには狂気さえはらんだ思索のドラマをビジュアル化した野心的作品。
素粒子から大宇宙までを説明できるという「神の数式」とはいったい何なのか。
第1回は素粒子の「標準理論」、第2回は「超弦理論」。本格的に物理学を学んだわけではないので、紹介されていく数式の詳細は???であるが、複雑な自然現象がこんな簡単な式で表現されるのかという驚き。そして、注目されていなかった「超弦理論」から「一般相対性理論」と「素粒子の数式」が導き出される下りは感動すら覚える。
この番組は昨年2013年秋に放送され、年末に完全版も放送されている。
ハーバード大学 カムラン バファの語った次の言葉は印象的だった。
なぜ我々は存在するのか。 この宇宙で生きる意味は何なのか
私たちはその答えを探しているのです。 より哲学的な問いかけがこれからも続くのです。