奈良県の大和八木駅から、和歌山県の新宮駅まで、「新宮特急」という日本一長い路線バスが走っている、と知って乗ってみることにした。
このバスは近鉄八木駅まえのバスロータリーから出発する。そんなに多くの人が乗ることはないだろうと高をくくっていたが出発時刻の11:45には長蛇の列!
もちろんバス内は満員、ラッキーなことに何とか座ることはできたが、それでも何人かは補助席という状態。たまたま横の補助席に座った人と話をしていたら、このバスに乗って、十津川村にある旅館などに宿泊したら、バス代が無料になる、というキャンペーンがこの3月31日まで行われている、と聞いて納得。
ぎゅうぎゅう詰めの状態で約1時間走り、五條バスセンターに着いた。
あまりの人数にバス会社がもう一台バスを手配し、十津川の1つ手前のトイレ休憩場所「上野地」までの人は、そちらに乗ってください、ということなので、ここでバスを乗り換えることにした。初めから乗っていたのは3人だったので、運転手の後ろの絶好の位置に座ることが出来た。
今回の宿泊場所は十津川村にある「昴」というホテルだったが、時間があったので「上野地」にある谷瀬の吊橋に行くことにしていた。上野地までは約3時間。ひたすら山中の国道168号線を走る。
3時前に上野地到着。ここで20分ほどのトイレ休憩。10分ほどしてから、最初に乗っていたバスが到着した。
谷瀬の吊橋は長さが297.7mもある日本で一番長い吊橋で、高さも54mもある。
渡るときは、結構揺れて、橋げたが板でメシメシと軋むので、やや恐怖を感じるスリル満点だった。
バスに乗ったのはここまでで、ここからは宮崎号で移動。
ホテル昴は、思っていた以上に立派なホテルだった。
源泉かけ流しの温泉が売りのホテルなので、到着後すぐに温泉に入り、しばらく休憩後夕食。温泉も食事もいう事なし。
この日は、日本で一番長い路線バスに乗れたし、それもラッキーなことに運賃が0円だったし、谷瀬の吊橋も渡れたし、温泉にもゆったりと入れ、食事は美味で、大満足な1日となった。