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さらば、西村京太郎

図書館で、久しぶりに西村京太郎の新刊を予約し、準備ができたというメールを受け取り、楽しみにして西図書館まで借り出しに行った。1106288131

「篠ノ井線・姨捨駅、スイッチバックで殺せ」

という2013年7月15日初版の徳間文庫。

西村京太郎といえば、十津川警部で、TVシリーズとして各局で放送されるほどの人気作家。確かに、ストーリー展開は軽妙で、特に導入部分は引き込ませるものがある。時間つぶしには、もってこいで、2時間ドラマではないが、その時間ぐらいで読めてしまう軽さが好きだった。

しかし、久しぶりに読んでみたこの小説には正直ガッカリした。タイトルと内容がまったく合っていないし、日本で5本の指に入るほどの作家とよく似た文章が書ける人物が2人もいて、その2人が同じバスで居合わせ、一人が死んでしまうなんてこんな偶然があるはずがない。そして、その作家風の作品を書かせ、最後は殺そうとする等、リアリティのない設定が沢山あった。小説なので何を書いても面白ければ良いとは思うが、この本の読後感は、失望だった。

巻末にあった西村京太郎全著作リストによると、この本は495作目で、2011年12月31日徳間ノベルズから初出。ちなみに、2013年5月31日現在、全部で522作というから、その多さに驚かされる。一時、西村京太郎の小説にはまったことがあったので、今回、期待していたが、残念だ。

もう、西村京太郎の本を読むことはないだろう。さらば、西村京太郎。

落ち葉の栞

散歩中に拾った落ち葉をしおりとして使っている。

しおりハードカバーの本にはちょうどいい大きさで、最近はスピン(栞紐)がない本が多いので、結構重宝する。落ち葉なので、そんなに長持ちはしないが、その本を読む間だけの栞の代わりなので十分。今回の落ち葉は、文庫本にはやや大きすぎたので、小さいものも散歩の途中で拾ってこよう。これから、紅葉の季節。より取り見取りだ。

最近はタブレットで読むことが多くなったが、やはり本を手にしてページをめくりながら読むのも良いものだと再認識している。効率だけが全てではないということだね。

コスモス

見事な秋晴れのもと、コスモスの丘へ。明日から大型台風が日本列島に上陸する予報があるので、今年のコスモスの見納めだ。

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ここ総合運動公園のコスモスの満開時期は10月初めなので、残念ながら、時期的にやや寂しい感じではあったが、それでも、咲いているコスモスは十分心を和ませてくれる。

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日本の四季折々の植物は素晴らしいといつも思う。

登別温泉

10月8日、特急すずらん10号で、札幌から登別へ。JR北海道は、最近様々な問題が起こっているが、特急列車の車両はなかなかカッコいい。

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駅前のクマや、鬼が歓迎してくれる。鬼は登別温泉・地獄谷にも。地獄に鬼は付き物ということだろう。

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moboribetsu登別駅前はかなり寂れていて、人通りもほとんどなかったが、バスで登別温泉にいくと、状況は一変する。観光旅館・ホテル群があり、観光客であふれている。旅館の人の話では、観光客の7割ぐらいが中国・台湾からだそうだが、マナーの悪さにやや閉口した。

取りあえずチェックインをして、名所・地獄谷へ。ここの鉄泉池の源泉温度は80℃で、間歇泉になっているとのことだった。ちなみに、ここは支笏洞爺国立公園になる。

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登別温泉は、これまで行った各地の温泉の中で、一番。大浴場は広く、硫黄泉、単純硫黄泉、食塩泉、酸性鉄泉など4種類もあり、さらに檜風呂、露天風呂、低温温泉など一度にいくつもの温泉を楽しむことができる。是非、もう一度行きたいと思わせる温泉だった。

少年よ、大志を抱け!

10月8日午前9:52、22時間の長旅を終え、トワイライトエクスプレス号は札幌に着いた。この日の宿泊は登別温泉であるが、夕方まで自由時間がタップリとあるので、札幌観光。札幌と言えば、クラーク博士の有名な言葉

Boys,Be Ambitious!(少年よ、大志を抱け!)

を思い出し、クラーク博士像がある「羊が丘展望台」に行くことにした。地下鉄で、福住まで行き、そこから市バス。地下鉄の車両が広いのには驚いた。

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羊が丘展望台は、有料で、バスを降りた処で入場料(¥500)を徴収される。展望台からは、札幌市街が一望でき、札幌ドームも見え、なかなかのものだ。定番のクラーク像の前で記念写真。この日は風が強くて、天気も曇りのため残念。

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クラーク像以外にも、石原裕次郎の恋の街札幌の歌碑や、北海道日本ハムファイターズ誕生記念碑などもあった。新庄選手の手形もあって懐かしい。彼は、野球選手を引退し、今、どこで何をしているのだろうか?

トワイライトエクスプレスの旅

10月7日、寝台特急「トワイライトエクスプレス」で北海道へ。飛行機なら2時間ほどで行くが、始発大阪駅を11:50に出発し、終着札幌には翌朝の9:52に到着する22時間という初めての寝台特急での旅。

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二人用のB個室は、思ったよりも狭く、ベッドは上から降りてきての2段式。このB個室で寛ぐのはやや無理があり、車窓からの風景(日本海の夕日や北海道の朝日など)は、4号車サロンカーで楽しみ、食事はフランス料理のフルコースを食堂車で。

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天候のかげんで真っ赤に染まる日本海の夕焼けを見ることは出来なかったが、それでも周りから歓声があがるほどの素晴らしさだ。朝日は北海道・洞爺の手前だった。

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9:52に札幌に着いたときには流石に列車の揺れで熟睡できずやや疲れていたが、22時間という時間は不思議と退屈することもなくあっという間に過ぎた。機関車の交換が何度か行われていて、札幌についてみると機関車が緑から青に変わっていた。

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トワイライトエクスプレスにはインターネット環境が整備されていない。ビジネスで利用する新幹線と違い、日常を忘れ、のんびりとした時間を楽しむためなので、当然といえばそうなのだが、出来るだけリアルタイムにブログを更新しようと思っていただけにやや残念であった。結局、ブログは帰ってから書くことになった。

kachuaとLEPICE

1Fがハーブ料理とスィーツの店「LEPICE」、2Fが手仕事と雑貨のお店「kachua」に行った。丁度昼過ぎだったので、まず、1Fで、プレートランチ。女性向の味付けであり、男性にとっては量がややもの足りない気がしたが味はGOOD。

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2Fにある雑貨店kachuaは、かっての同僚の娘さんが経営しているインドの手仕事商品の製作、販売をしている店。今、娘さんが仕事でインドにいっているため、店番を任されているということだった。

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8畳ぐらいの普通の部屋に、ところ狭しと、インド雑貨がおかれているが、品物は看板に偽りなく手作り感に溢れていて、機械で大量生産されたものに比べて暖かみを感じるものばかりだ。今年の4月オープンしたばかりで、まだ認知度は低いが、今後に楽しみがある店である。商品等、詳しい情報は下記ホームページのリンクからどうぞ。

Kachuaホームページ

潮騒のメモリー

NHKの朝ドラ「あまちゃん」が「半沢直樹」に続いて終わった。この「あまちゃん」の中で重要な位置を占めているのが「潮騒のメモリー」という曲だ。主人公天野アキの母春子が鈴鹿ひろ美の吹き替えをした歌で、天野アキと足立ユイがコンビを結成して歌っている。そして、最後に鈴鹿ひろ美本人が音痴を克服して歌う。

「逃げるのはもう嫌なんです。下手でもいい、不完全でもいい。自分の声で歌って笑顔を届けたい。」という思いでこの曲を歌う鈴鹿ひろ美は感動的だった。春子やアキ&ユイの歌う潮騒のメモリーも悪くはないが、鈴鹿ひろ美が最高だった。さすが薬師丸ひろ子だ。

ロスジェネの逆襲

大人気だったTV「半沢直樹」が終わり、日曜の夜の楽しみが1つ消えてしまった。しかし、最終回は栄転かとおもいきやまさかの出向を命じられた半沢の驚きから憎しみに変わっていく目をみて、これはきっと続編があると確信。続編は「ロスジェネの逆襲」、もちろん作者は池井戸潤。ロスジェネというのは何か気になって、電子書籍を購入した。

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バブル崩壊後の1994年から2004年に亘る就職氷河期に世の中に出た若者たちを「ロストジェネレーション」、略してロスジェネという。この小説はバブル時代に好き勝手をしてきた世代へのロスジェネ世代の逆襲ということか。

読み始めて、電子書籍ならではの利点を1つ。例えば、「橋頭堡」という単語が出てくるが、意味が分からない。しかし、この単語を長押しすると、メニューが表示されGoogleを選択することによってインターネットで調べることができる。

第1章の最後は次の文で終わる。いよいよ第2章から逆襲が始まる。楽しみである。

半沢は言った。「―やられたら、倍返しだ」

ばったり・・・

大学での講義のあと、久しぶりに新開地へ行き、食事後、散歩がてら湊川公園に行ってみたら、多くの店が出てバザーをやっていたので、のぞいてみることにした。商品は小物や服が多くて、女性客がほとんどだったが・・・

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突然、「先生!」という声がした。3人の若い娘がそこにいた。須磨東の卒業生。23回生というから、もう30前になる。3人とも結婚をして子連れだった。

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「先生は全然かわってないな」と言われて少し嬉しくなった。少し話をして別れたが、果たして彼女達の名前は何だったか・・・担任でなかったこともあり思い出せない。顔は、おぼろげながら記憶はあるのだが。