見えないところに魂が宿る~「まれ」の名言

「梅ちゃん先生」から、HNKの朝ドラを見るようになった。毎朝15分を、ちまちまと視聴するのは大変なので、土曜日にその週の6回分の総集編が放送されるので、それを録画して見ることにしている。

今は「あさが来た」が放送中であるが、その前に放送された「まれ」は、個人的には気に行っていたのに何故か見るタイミングを逃してしまい、最初だけ見て、しばらくは見ていなかったので、視聴を再開した。

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このNHKの朝ドラは、主演はもちろん良いのだが、それよりも、大泉洋、田中裕子、常盤貴子、中村敦夫、板尾創路、小日向文世など脇を固める配役が絶妙。

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今はまだ5月9日分までしか見ていないが、それまでで、心に響いた言葉がある。それは、

「見えないところに魂が宿る」

という輪島塗の漆職人、中村敦夫演じる「紺谷弥太郎」の言葉。これは、輪島塗りには漆を何度も何度も塗ることでその出来上がりの素晴らしさが出来てくるのだが、何回上塗りをするかは決まっていない。塗ってしまえば、中身は分からない。

「ほやけど、見えんところに魂が宿るがや」

という日本伝統の物づくりへのこだわりやプライドを言い表した職人の言葉。最近、手抜き工事のニュースがよく流れるが、悲しいことだ。もう一度、この日本のモノづくりへの心を見直すべきのように感じる。

次回から、いよいよ夢である「パテシエ」に向かって走っていくまれの姿が描かれる。まだまだ先は長いが、楽しみである。

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