3月27日、今回の旅の目的地である「おおあさ鳴滝露天温泉」へ。この日は、鳥取から松江に行き、山陰道、松江道、そして開通したばかりの尾道松江道、中国縦貫、浜田道を経由して千代田JCTから大朝へ。山間部へ向かい、出迎えてくれたのはヤマタノオロチが描かれた看板。
いかにも、隠れ家という雰囲気をもった温泉だった。手作り感がアットホームでなんともいえず嬉しくなった。
フロントで受付をしていたら、何と今日の宿泊客は自分たちの1組だけということ。前日、及び翌日は満室なので(満室と言っても8部屋しかないが)まるでエアポケットにはまったようだ。また、昨日の朝の気温がマイナス4度、前日はマイナス6度というのは驚く。さすが、中国山地のど真ん中という気がした。
さっそく、着替えてまずは露天風呂へ。温度は、ややぬるめだったので、ゆっくり浸かり、旅の疲れをとるには十分だった。この手前に内風呂があったが、こちらはやや熱め。
この温泉のそばには「鳴滝川」という川が流れており、少し上流にいくと「鳴滝」がある。この付近は、パワースポットになっているらしい。また、鳴滝川は江の川の源流である。
夕食は、地元の食材を用いた懐石料理と、ボタン鍋。従業員の方も親切で、美味しく、そして楽しく食べることができた。
このおおあさ鳴滝露天温泉は、北広島にあるが、地理的にも文化的にも島根県の影響が強い。また、付近には大朝の天狗シデ群落(国指定天然記念物)や龍山八幡神社本殿(国重要文化財)、吉川元春館跡、小倉山城址など多くの観光スポットがあって行きたかったが、今回は時間の都合で行けなったのは残念。
翌日、朝食後再び温泉につかり、帰路に着いた。2泊3日で総走行距離は850kmを超した。移動は大変だったが、ゆっくり温泉に入ることができ、癒しの時間や友と語らいの時間を十分もつことができ、大満足の旅となった。
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